黒歴史 ー中学編ー
物心ついた時から、日焼けばかりの人生だった。
小学生の頃は、夏になれば海や川へ行き、どれだけ日焼けできるかを近所の子と競い合ったものだ。
その時の名残なのか、私は今でも日焼け止めを塗るのが苦手である。
中学に入った頃、厚底ブーツにルーズソックス、茶髪に眉全剃りしてからの超細眉、そして日サロで肌を焼いた「コギャル」が流行りはじめた。
思春期真っ只中の私も、肌を浅黒く焼いたコギャルには本当に憧れた。
しかし、友達もおらず本だけが生きがいの超絶陰キャだった私にコギャルになる勇気はなく、町に数件しかないバーバーサロンでウルフカット(当時ちょっと流行った)にするくらいが、私なりの精一杯の「イキガリ」であった。
ウルフカットにした翌日、ドキドキしながら登校した。
(みんな、なんて言うだろう…少しは褒めてくれるかな…?)
そんな風に考えていた私を、心からぶん殴ってやりたい。
その日、私はクラスだけでなく学年中から「mirunaがなんか髪切ってきたぞ!」と笑い者にされた。
「あは…あはは…。」
笑うしかなかった。
これをきっかけに、「私は日陰で目立たないように生きていくんだ。」と心に誓ったのは言うまでもない。
結局、私に許されていたのは、「日焼け」のみだったのだ。
ところがその後、私はギャル文化とも陰キャ文化とも全く違う方向へ進んでいくことになる。
キーワードは、—CUTiE—
さらなる黒歴史の、幕開けであった。
追記:
読み返して思ったけど、こういう書き方がまさに…なんだよなぁ。
黒歴史の生き証人。(そういうとこやぞ)
昨日、東京都足立区竹ノ塚を歩いて、写真を沢山撮ってきました。
これはその中の一枚。
気に入っています。