こっちmiruna!

miruno...? NO!miruna!!

今はただ、歌おう。

今日は、一段と空気の冷たい日であった。
部屋の片づけをして、少し仕事を片付けて。

もういいや、今日はいいや。

そんな風に思ったので、のろのろと毛布に包まってぼあぼあと暖かいラグの上でぼんやり音楽を聴いていた。
いつだって音楽は、私に優しい。

 

――病気にさえ、ならなければ。

そんなことを考えながら、OASISlive foreverを口遊む。
病気の告白をしてからいつの間にか連絡の取れなくなってしまった、かつての親友達。
私の病気が原因で、私の病気が恐ろしくて、変わってしまった私を気味悪く感じて、だから私から去っていってしまったなんて聞きたくもなかったし知りたくもなかったよ。

 

永遠なんてものはないと、終わりはくるのだと、そんなことは分かりきっていても、ただただ悲しい。
治ることのない病気に振り回される人生に、いつ、私は決別できるのだろうか。
親友達とはとっくに決別してしまったというのに。

 

暖かい毛布、ぼあぼあのラグ、そして優しい音楽に包まれて、今はただ、歌おう。